カンヌで際立った韓国コンテンツ、その後ろには「ハリウッド型スタジオ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.09 09:46
昨年カカオページとカカオMの合併で誕生したカカオエンターテインメントはウェブトゥーン・ウェブ小説、レコード・音源流通、マネジメント、コンテンツ制作・流通まで網羅する総合エンターテインメント企業として成長した。特に、多数の制作会社を保有したカカオエンターテインメントは子会社間コラボレーションを通じてシナジーを創り出すという計画だ。例えば、今年初めに人気を呼んだSBSドラマ『社内お見合い』は同名のカカオページウェブトゥーン・ウェブ小説を原作にして子会社クロスピクチャースが制作し、OSTアルバムも自社の音楽レーベルが企画した。
スタジオモデルの拡散は2016年CJ ENMがドラマ事業部門を分割し、スタジオドラゴンを新設したのがきっかけになった。新型コロナパンデミック期間に急成長したOTTを媒介にK-コンテンツが世界的に売れたのが大型スタジオシステムの構築を操り上げた。ある映画制作会社関係者は「海外で『パラサイト 半地下の家族』『イカゲーム』などの作品が人気を呼び、エンターテインメントが『金を儲けられる』産業として認識され始めた」と話した。