【コラム】韓日中が直面した人口減少の衝撃(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.08 16:12
3.高学歴ほど出産の確率高まる
北東アジア3カ国のうち人口問題が最も深刻なのが韓国だ。韓国は2001年以降、人口減少の危険レベルである出生率1.3を上回ったことがない。2021年に0.81まで落ちた出生率が今年は0.7人台に落ちると予想される。
ニューヨークタイムズ(NYT)は、昨年1月に発表された2019年の人口統計で韓国で死亡者数が出生者数を初めて上回ると、「韓国の脅威といえば真っ先に北朝鮮の核問題が思い浮かぶが、人口の減少がさらに差し迫った問題だ」とし「韓国経済に深刻な脅威になっている」と指摘した。その原因を分析したが、今更でもない韓国の現実を見せた。NYTのインタビューに登場した韓国の青年は「子どもをつくっても育てる余力がない」と答えた。特に女性は経歴の中断に対する心配が大きかった。この場合、結局、経済活動人口が大幅に減り、高齢者扶養のための社会保障費が雪だるま式に増える。