【グローバルアイ】慰安婦映画監督の「お父さんの遺産」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.07 13:24
生まれたところは日本三重県、育ったところは東京から車で1時間離れた横浜だ。上には兄が3人、下には妹が4人いる。日帝強占期だった1935年に生まれ、今まで映画作業を手がけている。名前は朴壽南(パク・スナム)。旧日本従軍慰安婦被害者のドキュメンタリー『沈黙-立ち上がる慰安婦』を撮影したあの監督だ。
今年で87歳、体が不自由で車椅子で移動せざるを得ない。視力も良くないため、娘の朴麻衣(パク・マイ)さん(54)がどこでも同行する。朴監督が行く所には日本極右団体がたびたび付いてくる。家の周りにも朴監督を監視するような極右団体会員が姿を表わしたりもする。だが、このようなことは何でもないように、朴監督は強制動員被害者に対する新しい映画の話を続けた。