韓国「ヌリ号」、15日に2回目の打ち上げ…宇宙ロケット技術の民間移転を本格化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.07 10:03
15日に韓国型ロケット(KSLV-2)「ヌリ号」がまた打ち上げられる。昨年10月に続いて2回目の打ち上げだ。高さ47.2メートル、重量200トンの「ヌリ号」は6日現在、全羅南道高興外羅老島の羅老(ナロ)宇宙センター組立棟で1、2段目が組み立て完了した状態で、3段目の組み立てを控えている。ヌリ号は打ち上げ前日の14日に組立棟を出て発射場に移される。
科学技術界はヌリ号の2回目の打ち上げにそれほど難しい問題はなく成功を予想している。昨年10月の1回目の打ち上げ失敗の原因が3段目の酸化剤タンクの中のヘリウムタンク固定装置の誤謬という比較的小さな問題だったからだ。韓国航空宇宙研究院は昨年12月、すでに失敗原因の最終結論を出し、すでに完成されていた2回目の打ち上げ用「ヌリ号」を分解して3段目の酸化剤タンクの固定装置を補完した。2回目の打ち上げでは1回目とは違い、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が打ち上げ現場に行かず、ソウルで全過程を見守る予定という。