【中央時評】国の飛躍を考える=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.01 13:03
人類史に対する深い洞察の中で絶対的境界、絶対的前哨という言葉が存在する。類例が多くないきわめて珍しいケースだ。大陸と海洋、帝国、文明、体制、宗教や理念の間に存在する地域や国を境界・前哨、または、橋梁・架橋という時、この要素が1~2個でなくすべて一度に重なった事例を絶対的境界と呼ぶ。
現代韓国の事例がぴったりこれに該当する。韓国は大陸と海洋の間に位置するだけでなく、米国と中国、東洋と西洋、資本主義と社会主義、自由主義と非自由主義、さらに2つの韓国が恐るべき世界内戦である韓国戦争(朝鮮戦争)を行った典型的な絶対境界国だ。そしていま韓国外交が直面する難関がどの程度なのかを察することになる。