【時論】在韓米軍基地の土壌汚染、その誤解と真実
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.26 10:29
ソウル・江南(カンナム)のある再開発区域で少し前に土壌汚染が問題になった。約9万平方メートルの再開発用地で土壌汚染が確認され、環境浄化のため着工が1年以上遅れ浄化費用1000億ウォンが必要になるという。韓国政府に返還される米軍基地の土壌浄化事業と敷地面積比の浄化費用を比較してみると再開発区域の汚染レベルは深刻なようだ。その再開発区域は軍部隊が駐留した所でもなく、化学物質を扱う工場や油類施設があった場所でもない。ただ住宅、商店街、道路などがあった所だ。
人が生活する地域は必然的に環境汚染が発生する。各種油類が供給過程で流出し多様な地下配管などの施設が酸化して土壌が汚染されるためだ。送油配管が埋設されていたり化学物質や油類取り扱い施設があったり発電所や焼却場などの燃焼施設がある地域は汚染水準が深刻だ。そのため地形を変更する工事過程で汚染物質が見つかれば必ず環境調査をしなければならず、土壌汚染が確認されれば浄化作業をするよう法律で規定している。