【コラム】尹・バイデン会談、与野党も対外政策協治の出発点とすべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.18 14:06
◆北朝鮮の核の脅威、さらに高まる
ウクライナ情勢は国論分裂と強大国政治が共に作った悲劇の現場だ。20年ほどかけて高まった内部の葛藤がプーチン露大統領の野心に侵攻のスキを見せ、これによって生じている殺戮の惨状を見ても米国は同盟国でないという理由で軍事介入を自制している。「事実上の傍観」という批判まで受ける実体的な理由は、ウクライナを保護するためにロシアとの核戦争も辞さないという覚悟ができないからだ。自由陣営が団結してあるラインで独裁国家の横暴を阻止するだろうが、弱肉強食がニューノーマルになるという懸念も避けられなくなった。