自給率19%、食糧主権危機…国土狭い韓国にぴったりの農業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.18 08:23
世界の穀物価格が上がるほど韓国はさらに厳しくなる。世界7位の穀物輸入国だが自給率は大きく落ち「食糧安全保障」に警告ランプが灯って久しい。ロシアのウクライナ侵攻、インドの小麦輸出中断は各国の食糧保護主義を刺激し、「食べ物の武器化」をあおっている。これからは韓国が食糧自給率を高めると同時に海外に食糧供給網を構築し「農業領土」を広げなければならないという指摘が出る背景だ。
農林畜産食品部と統計庁が17日に明らかにしたところによると、韓国の穀物自給率は経済協力開発機構(OECD)加盟国で最も低い水準だ。国連食糧農業機関(FAO)の集計で2000年の30.9%から2020年には19.3%と20年間に10ポイント以上下落した。これまで韓国政府は自給率を高めるという目標を立てたが失敗が続いていた。