【韓国証券市場緊急診断:悲観論】景気低迷近づいている…株価上昇は容易でないだろう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.15 11:48
「市場の流れが変わっている。景気低迷が近づいており来年にはバブルがはじけるだろう」。市場に大きな危機が迫るたびに正確に予測し「韓国のドクター・ドゥーム」と呼ばれる西江(ソガン)大学経済大学院の金永翊(キム・ヨンイク)教授は下半期に株式を売るべきと助言する。彼は「最近証券市場が急激に下落したために下半期に回復傾向が現れても上昇局面に入ったもの誤解してはならない」と断言した。景気が本格的な沈滞に入れば証券市場が下落するものだが、景気低迷が近づいているという話だ。ハナ大投証券副社長を務めた金教授は2001年の9・11テロ直前の株価急落と反騰、2008年の世界的金融危機など市場の危機を正確に予測し名声をとどろかした。最近の証券市場急落直前にも投資家に株価下落を警告している。
Q:現在の証券市場を診断するなら。
A:「最近の相次ぐ下落でKOSPIが低評価領域に入ったのは事実。韓国の1日平均輸出金額を基に予想すると、5月のKOSPIの適正ラインは2730ポイント水準とみる。名目国内総生産(GDP)に照らして推定すれば10月まで2900ポイントを回復できると予想する。しかしこれを上昇局面が再びきたものと誤解してはならない。昨年韓国証券市場が3000ポイントを突破した時も連日上昇していただけではない。騰落を繰り返しながら長期的に上昇した。株式市場の大きな流れが下落に方向を変えたとしても同じだ。下落幅が過度ならば一時的に上昇が鈍化する」。