インフレの恐怖に米国債利回り急騰…韓国証券市場まで飛び火
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.30 07:12
インフレの恐怖が株式市場を揺るがした。通貨政策緊縮の懸念で米国債利回りが高騰し米国証券市場が落ち込むと海の彼方の韓国証券市場もともにふらついた。29日には取引時間中に一時韓国総合株価指数(KOSPI)は3050ポイント、KOSDAQ指数は1000ポイントを割り込んだ。
この日のKOSPIは前日より1.22%(37.65ポイント)下落の3060.27で取引を終えた。前日の1.14%に続き2日連続で1%以上落ち込んだ。機関投資家が3125億ウォン、外国人投資家が6591億ウォンを売り、個人投資家がほぼ同規模の9615億ウォンを買った。
この日株価下落の圧力が大きくなったのは半導体業況不安のためだ。米メモリー半導体企業のマイクロンテクノロジーは来年1-3月期の売上予想値を既存の市場見通しの85億ドルより10%低い74億5000万~78億5000万ドルと提示した。その余波でサムスン電子が2.88%、SKハイニックスが2.9%値を下げた。この日両銘柄の時価総額だけで15兆6815億ウォンが蒸発した。