ぐらつくKOSPI…韓国証券市場、本当の底は来年にくるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.11 07:10
大統領就任式効果はなかった。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足初日の10日、韓国総合株価指数(KOSPI)は2600ポイントを割り込んだ。17カ月ぶりの安値水準だ。高物価・高金利・ドル高の「3高」の状況の中、物価上昇と景気低迷によるスタグフレーションの恐怖が市場を押さえている。
10日のKOSPIは前日より0.55%下落の2596.56で取引を終えた。終値基準で2020年11月30日の2591.34ポイントから17カ月ぶりの低さだ。この日の指数は取引開始直後に2%以上落ち込み一時2553.01まで下がった。KOSDAQ指数も前日より0.55%下落の856.14で引けた。
KOSPIは6営業日連続の下落となった。スタグフレーションの懸念に震える米国など主要国の証券市場が下げ幅を広げている影響を受けた。9日に米国の国債利回りが急騰して市場を揺るがした。この日米国の10年物国債利回りは一時年3.203%まで上昇した。2018年11月以降で最も高い。