韓国国防長官候補「南北軍事合意は廃棄しない…尹氏も同じ考え」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.05 10:45
韓国のイ・ジョンソプ国防部長官候補が4日に開かれた国会人事聴聞会で「9・19南北軍事合意」に関連して「合意の趣旨に合うように南北が履行しているかどうか注意深く確認する」と述べた。この日、野党「国民の力」の韓起鎬(ハン・ギホ)議員が昌麟島(チャンリンド)海岸砲射撃(2019年11月23日)、南北共同連絡事務所爆破(2020年6月16日)など北朝鮮の合意破棄事例を具体的に挙げて合意廃棄の意向を尋ねたことに対する回答だった。
事実上「合意を廃棄する考えはない」と明らかにしたといえる。イ候補は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領も同じ立場か」という与党「共に民主党」側の質問には「選挙前後で(尹氏が)合意を廃棄するのではなく、それがしっかりと守られているかどうか確認すると述べた」とし「私が申し上げたことと同じ脈絡」と答えた。
今回の大統領選挙当時、尹氏の国防公約だった「兵士月給200万ウォン(約20万5400円)」と「THAAD(高高度防衛ミサイル)体系追加配備」に対する大統領職引き継ぎ委員会の立場変化も俎上に載せられた。「兵士月給200万ウォン」公約後退と関連し、民主党の金炳周(キム・ビョンジュ)議員は聴聞会で「大部分の兵士からは、挫折感を感じて失望したという声が多く聞かれる」とし「国民に謝らなければならない」と主張した。