【コラム】中国が見る米中葛藤の本質=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.02 10:08
米中戦略競争の本質は何か。米国では覇権をめぐる争いという見方が多い。中国が浮上し、米国の地位を脅かすということだ。中国はどう見ているのか。これに関連して中国の考えの断面が見える本が韓国国内で先月出版された。『中国と米国、貿易と外交戦争の歴史』がそれだ。著者の王元崇氏は中国で生まれたが、米国で中国史を勉強した。「視点が違えば叙述も変わる」という理由からだ。現在、バイデン米大統領の母校デラウェア大学で歴史学科教授として在職中の王氏は、歴史という長い時間を基準に米中葛藤の核心を掘り下げた。
立ち止まれば周囲が見えるという言葉がある。時には、歴史の長い呼吸の中で接近する時、現在の米中戦略競争の本質にさらに近づくことができる。このため王氏は1784年の米商船「中国皇后(Empress of China)号」が初めて中国に到着した時から1911年に清が倒れるまでの約130年間の米中関係を振り返った。これを通じて王氏は次のような結論を出した。18世紀末から20世紀初めまでの米中関係で米国の立場はわずか2つだった。一つは商業的利益を得ることで、もう一つは米国の価値観の伝播だ。