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北朝鮮のゴミ3000点拾い集めた韓国大学教授「金正恩の統治スタイル見える」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.30 12:25
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「私は学者だが、ゴミを拾うために各地を訪れながら『私はここで何をしているのだろうか。本当にこれでいいのだろうか』と感じることが多かった」。

東亜大のカン・ドンワン政治外交学教授(49)はこの2年間余り、韓国の海岸に流れてきた北朝鮮のゴミ約3000点を拾い集めた。カン教授の研究室には北朝鮮の宣伝画、陶磁器・菓子・軍服・化粧品など北朝鮮関連の雑貨と北朝鮮のゴミが並んでいる。研究室でなく博物館の倉庫のようだった。

 
もともとカン教授は現場に答えがあるという考えから、中国と北朝鮮の国境地域を訪れることが多かった。北朝鮮の国境付近から望遠レンズで眺めながら北朝鮮軍と住民の生活像を記録した。中国公安に尾行されることもあった。2019年には中国のビザも切れた。新型コロナ感染が世界的に広がると、中朝国境地域で北朝鮮を取材するのが難しくなった。このためカン教授は北朝鮮に近い白リョン島(ペクリョンド)・延坪島(ヨンピョンド)に行くことになった。北朝鮮のゴミもそこで初めて発見した。その後、大学がある釜山(プサン)から往復20時間を移動しながら、毎月数回は西海5島を訪れた。

北朝鮮のゴミは冬には北西風に乗って西海岸に流れ着いた。夏には東海岸の盈徳(ヨンドク)・浦項(ポハン)・蔚山(ウルサン)でも発見される。北朝鮮のゴミに学術的な価値はどれほどあるのか。カン教授は「北朝鮮のゴミは金正恩(キム・ジョンウン)委員長の統治方向と産業・美術発展様相など多くのことを知ることができる重要な一つの指標」とし「北朝鮮のゴミは私にとって宝物」と話した。

--主にどんなものを拾ったのか。

「スーパーで購入できるあらゆる製品の包装紙を拾った。約3000点ほど拾い集めた。牛乳、菓子、飲料、歯磨き粉、歯ブラシ、石けん、衛生用品、医薬品などだ」

--東海岸にも北朝鮮のゴミは多いか。西海(ソヘ、黄海)と違う種類なのか。

「『オイル総合加工工場』から出た牛乳パックは東・西海岸地域で共に発見された。地域間の流通や市場での取引を予想することができる。一方の地域だけで発見された製品もある。『エスキモー』と呼ばれるハードアイスクリームの包装紙を東海(トンヘ、日本海)と西海で35種類ほど発見したが、『コラーゲンエスキモー』は東海岸では見たことがない。逆に東海側で発見したマンゴージュースなどは西海岸になかった」

--全部が北朝鮮のゴミと断定できるのか。

「北朝鮮の工場名や『国規』(北朝鮮の国家規格)のように確実に北朝鮮の製品と規定する根拠が必要だ。これがないものは収集品目から除いた。たとえば中国の船員も履かないような糸で縫ったゴム靴も見つけたが、北朝鮮の物だと規定する根拠がなく収集リストから除外した」

--学界など周囲の反応は。

「さまざまな反応がある。普通『ゴミ学』などはない。北朝鮮のゴミは北朝鮮の製品生産・流通方式を推論する資料にはなるが、それ自体では『認めがたい』という見解もある。ただ、北朝鮮の経済・社会を読む一つの指標にはなると考える。アイスクリームを例に挙げると、北朝鮮も『オルムボスンイ(=氷の塊)』でなく『アイスクリーム』と呼ぶ。製品の包装紙にもそのように書かれている。こうした言葉の差からも、北朝鮮の政治・経済・社会・文化まであらゆる分野の流れを読むことができる。包装紙ごとに固有の色やブランド(商標)もある。キャラクターも描かれている。とはいえ『すべての北朝鮮住民がそれを使用している』とは言えない。結局は『華麗さの中の貧困』だ。どれほど多くの人がこれらの物を実際に手にしているかは疑問だ」

◆チョコパイ、辛ラーメン、ハローキティ…北朝鮮がデザインを模倣する本当の理由

--華麗な包装紙は北朝鮮の産業デザインの発展と見ることができるのか。

「北朝鮮は産業デザインをとても強調する。太陽節(4月15日)や光明星節(2月16日)を記念して『国家産業美術展示会』を開く。『人民が親近感を感じるものを党が作り出す』と宣伝しながら製品に思想性を注入する」

--北朝鮮で消費者マーケティングに意味があるか。

「北朝鮮経済は単純な党主導計画経済体制ではない。資本主義が浸透している。例えば飲料1000個を生産すれば、それを普及させるだけでなく、100個を多く作って商売人にこれを売る。それなりの市場経済体系がある。北朝鮮住民にも趣向が生じたのだ。北朝鮮当局も消費者と見なして『どうすれば選択を受けられるか』を悩む。こうした脈絡で韓国製品をコピーする理由も知ることができる。韓国のインスタントラーメンの包装紙(辛ラーメン)と似た包装紙が作られている。北朝鮮の住民は中国を通じてラーメンに接して親しみ、ラーメン包装紙のデザインにこうした趣向を反映させたのだ。開城(ケソン)工業団地、北朝鮮労働者の間で人気があったチョコパイも真似て『チョコレートダンソルギ(ケーキ)』を作った。一部の階層の話かもしれないが、個人の趣向を考慮した産業デザインが出ている」

--「ハローキティ」など国内外キャラクターのコピーもある。

「北朝鮮で重要なのは『主体』だ。北朝鮮にとって『主体』という意味は『全世界の基準は自分たち、北朝鮮』という意味だ。世界名作童話を真似て漫画映画を作る時も、北朝鮮式の解釈を入れる。ハローキティのデザインのコピーも同じだ。デザインを取ってきたが再解釈して作ったということに意味があり、『海外キャラクターを写した』という考え自体をしない」

--包装紙の表面にQRコードとバーコードもある。

「北朝鮮でもスマートフォンの使用者が増えている。それなりに世界基準に従うという意味だ。実際『食品安全管理体系の認証を受けた』としてISO認証を包装紙に入れたりもする。バーコードとQRコードが付いている物も多い。韓国のスマートフォンで北朝鮮のQRコードを読み取っても品名・生産工場・生産日などの製品情報が出てくる。平壌(ピョンヤン)を中心に大型商店・百貨店が生じる過程で在庫管理目的でバーコードやQRコードが付いたのではないかと思う。ただ残念なのは不正確な生産日の表記だ。生産日が分かれば時間の流れによる製品変遷史が分かるが、これが書かれていないものが多い」

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    2022.04.30 12:25
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    中央日報のインタビューに応じたカン・ドンワン東亜大北朝鮮学教授(49)
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