文大統領「対話で対決時代を越えるべき」 金委員長「南北の里程標となる宣言は成果」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.04.23 10:29
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が退任を控えて北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と親書を交換した。親書交換の事実は、22日午前の朝鮮中央通信の報道で先に伝えられた。すると青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官がこの日午前の会見で「20日に文大統領が最後のあいさつを兼ねて金委員長に親書を送り、21日晩に返信があった」とし「両首脳間の最後の親書を北朝鮮が速かに報道し、青瓦台も相応の発表をすることになった」と明らかにした。
文大統領は親書で南北対話が望むレベルまで至らなかったことに遺憾を表し、「残念な瞬間が希望の記憶と交差するが、それでも金委員長と手を握って韓半島(朝鮮半島)の運命を変える確実な一歩を踏み出したと考える」とし「対話で対決の時代を越えなければならず、米朝対話も早期に再開することを希望する」と明らかにした。