【コラム】満たされる記憶と敬意の南北親書は遺憾(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.25 11:32
オムニバスドラマを見るようだ。テーマは続いてキャラクターと背景は同じだが、爆発音と暴言が乱舞するノワールエピソードから最後には「誠実」な2人の男が感動を振り返りながら情を分かち合うという、そのようなドラマ。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が退任を1カ月後に控えて20日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長に「最後のあいさつを兼ねて」送った親書、翌日に金委員長が送った返信が、その間の現実と異なるために感じたことだ。22日に南北はそれぞれ親書を公開した。金委員長は「民族の大義のための文大統領の苦悩と苦労、情熱に敬意を表し、退任後にも変わりなく尊敬する」とした。文大統領は「残念な瞬間が心が満たされる記憶と交錯するが、金委員長と韓半島(朝鮮半島)の運命を変える確実な一歩を踏み出したと考える。対話で対決の時代を越えなければならず、米朝間の対話も早期に再開されることを希望する」とした。