【コラム】青年雇用を増やすべき理由=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.14 15:36
日本の就職氷河期は低成長とバブル崩壊が重なった1990年代半ばから始まっていた。2014年には『無業社会』という本も出版された。皮肉にもこの本が出た後、日本の青年の就職市場は求職難から求人難に変わった。しかし青年の時期に就職できずフリーターをした人たちは40・50代になっても依然として親の年金を分けてもらうパラサイト(寄生)シングル(parasaite single)になっている。
日本のフリーターは2003年まで220万人にのぼっていたが、青年の就職難が解消されながら2019年には140万人に大幅に減少した。しかしフリーターの年齢が上がっている。フリーターのうち35-54歳の比率は2003年の25%から2019年には72%に上昇した。青年のパラサイト・シングルが中年になっても続いている。こうした変化の裏には人口構造がある。