米国が航空機やバスなど公共交通機関の利用時の「マスク着用義務化」措置をまた延長した。

１３日（現地時間）、政治専門メディア「ザ・ヒル」によると、米国運輸保安庁（ＴＳＡ）は当初１８日に満了予定だった公共交通機関でのマスク着用義務化措置を５月３日まで半月延長すると発表した。オミクロン株の下位変異株（ＢＡ．２）による新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）拡散が続き、疾病対策センター（ＣＤＣ）が措置を延長するよう指示したことに伴うものだ。

米国では航空機や空港、汽車、バスなど公共交通機関施設内のマスク着用義務化措置が１４カ月間続いている。当初、この措置は昨年５月満了を予定して実施されたが、新型コロナの猛威によって何回も延長された。

このところ米国で新型コロナ新規感染者数はずっと減少傾向を示していたが、１０日基準で１週間の一日平均新規感染者は３万１１０５人で、２週間前に比べて３％増となり増加に転じた。

これに対して公共交通機関のマスク着用義務化だけでなく、ほとんどの州で解除したか解除を控えていた室内マスク着用義務化措置が再び導入される動きも起きている。実際、フィラデルフィアは室内マスク義務化措置を１１日に復活させた。

反面、２１州政府は先月末に公共交通機関の施設でのマスク着用義務化解除のために連邦政府を告訴して対抗している。

一方、韓国の保健当局は室外マスク着用義務措置の解除を検討中だ。中央防疫対策本部疫学調査分析団のイ・サンウォン団長は１１日の定例会見で「コロナ再感染と上昇の可能性が高いが、これとは別個に室外マスク着用義務の解除を検討している」と明らかにした。