【コラム】韓国は取り止め、日本に行く演奏者
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.20 10:37
韓国で公演が全く開かれなかった時期がある。昨年12月、社会的距離の確保が2.5段階に引き上げられて客席に「ポンダンダン」ガイドライン(2座席分の間隔をあけて座ること)が下された時期だった。客席の間隔を2座席分あけても公演ができなかった。すべての座席を売り切っても製作費を回収できなかったためだ。公演製作者は「2座席おきの着席ガイドラインは生計を脅かす」として声明書を発表した。マスクをした観客が話をしない公演会場では2.5段階でも1座席間隔で座って公演を楽しめるように今年2月に規定が緩和された。
そのように変更した「ポンダン」によって再び開かれた公演会場で、今回は自宅隔離が問題になった。先月31日、国立バレエ団は「入国後の自宅隔離2週間は無理」とし、海外で脚光を浴びているバレエダンサーのキム・ギミン氏(29)の来韓中止を発表した。今月16日には巨匠ピアニストのダニエル・バレンボイム氏(79)の翌月のソウル公演中止が発表された。やはり自宅隔離がひっかかったためだ。