【コラム】コロナ禍は中国で終わらなければ終わらない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.11 12:11
このため中国は新型コロナ発生地域に対しては例外なく封鎖政策を施行する方針だ。これが過去のように再び効果を上げたら良いが、もしかすると中国の思い通りにならないのではないかと懸念される。新型コロナには国境がなく、中国が乱れれば韓国にも途轍もない試練が近づくためだ。最近の中国の状況は3つの心配を生む。最初は中国在住韓国人の被害と中国国内の反韓感情上昇だ。上海は先月28日から封鎖に入った。企業家と自営業者、駐在員など3万5000人の韓国人が暮らしている。
彼らの生活がストップしたのだ。もし感染者と確認されたら施設に行かなければならなくなる。施設は劣悪で中国人も行くことを敬遠する。赤ん坊も親と離れて隔離される。ペットの犬は飼い主が隔離されると道で殴り殺された。韓国人が最も多く暮らす北京・望京でも感染者が出始めた。中国の70万人近い韓国人全体が封鎖と隔離などの恐怖に震えなければならないのだ。また、最近中国人民日報傘下の健康時報は遼寧省と江蘇省、北京で発生した新型コロナが韓国から輸入した衣類と関連があると報じている。