【コラム】「歴代級の反転」第20代韓国大統領選挙…与野・ユーチューバーは勘違いしている(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.09 09:54
そのため選挙に対する比喩は戦争よりも囲碁が良いのではないかと思う。勝者と敗者が決まるが死亡者も負傷者もなく、2人の手談によって勝敗が決まるということ。偶然ではないのが、プロ囲碁棋士が共通して言うのは「勝利よりも重要だと考えているのが一点の美しい棋譜を残すこと」だということだ。戦争のような選挙を行って私たちが得たものは有権者の心の傷で、残すことができないのは私たち共同体が直面している緊急で多様な各種問題に対する論争の記録だった。候補の最善が込められた美しい棋譜どころか候補の最悪で汚された乱打の記録だけが残った。
青年問題、少子化問題、経済問題、政治改革問題などの話をまるで劣等生の答案用紙のように体系のない短文のスローガンで思いつくまま繰り出すものの、関心とクリックが期待できない話を深刻に扱うところはなかった。青年問題よりも深刻なのが地方青年問題で、少子化問題より深刻なのが地方の少子化問題という当然の話はそのどの候補もしなかった。その打つ価値のない「駄目」からは得る票が多くないためであろう。