「侵攻ではない」露制裁に反対…「仲裁外交」の本音が表われた中国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.28 08:24
ウクライナ戦争で米国が欧州で身動きが取れなくなり中国が戦略的に有利になったという主張が習近平国家主席の「核心ブレーン」から出てきた。ロシア制裁に反対して「仲裁外交」を掲げる中国の本音を察することができる発言だ。
香港中文大学グローバルおよび当代中国高等研究院の鄭永年院長(60)は26日、中国のソーシャルメディア(SNS)に掲載した「ウクライナ戦争と世界秩序の再建」という文章で「ウクライナ戦争が触発した欧州の地政学争いによって、米国の欧州からインド太平洋への戦略的エネルギー転換が大幅に遅れることになった」としながら「中国が致命的な戦略的ミスを犯さない限り、中国の現代化は米国によって阻止されることはなく、中国が新しい国際秩序を構築する過程でより重要な役割を担う能力と意志を持つことになった」と主張した。