韓国、世界の原発432基建設推進に…「チームコリア」で受注総力戦(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.30 12:33
このように原発建設ブームが起き、韓国をはじめとして原発輸出が可能な水準の技術力を持つ国は本格的に受注競争に参入している。特に各国は安全性と拡張性が良いが初期投資額があまりかからず建設期間も短く資金回収が速い次世代原発「小型モジュール原発(SMR)」輸出に集中している。米国はルーマニアにSMRを輸出する一方、自国のSMR関心国に2500万ドルを支援することにした。フランスと英国もSMRの研究開発に政府次元の大々的投資に出た。
韓国もやはりこれら競争国の間で受注の活路を見いだすことに努めている。稼動原発事業で昨年6件、総額144億ウォン規模を受注した韓国水力原子力は、2030年の輸出を目標に革新型SMR技術開発に乗り出す一方、エルダバ原発受注成果に乗り東欧でも韓国電力技術、斗山重工業、大宇建設などとともに原発入札専従組織のチームコリアを作り追加成果を狙っている。現在チェコ、ポーランド、ルーマニアなどが射程圏内にある。チェコでは120万キロワット級1基で建設を推進中のドゥコバニ原発事業への参加を推進中だ。チェコ政府が昨年末から進めている安保評価に米仏企業とともに参加しており、早ければ来月にも韓国型原発で入札する計画だ。実際の契約締結時期は再来年と予想される。