【時視各角】任期末の大統領海外歴訪は遺憾
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.18 09:19
新型コロナウイルスが依然として猛威を振るうのに文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫妻が15日から8日間の日程で中東3カ国歴訪に出た。アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプトを回る日程だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は今回の歴訪で「35億ドルの天弓2ミサイルの輸出を確定した」と明らかにした。大統領が署名して効力が発生するのかもしれないが、内外の状況は困難な時だ。
まず新型コロナの状況がまだ深刻だ。7000人を超えていた1日の感染者が4000人前後に減ったからと油断してはならない。疾病管理庁はオミクロン株が近く優勢株になり、現在の社会的距離確保を維持しても来月末には1日1万人の感染者が発生するとみている。小商工人を考えてこれを緩和すれば感染者は3万人、重症患者は1800人に達するという。すさんだ民心で何か紛争が起きるかも知れない状況だ。