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【中央時評】水素爆弾と携帯電話=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.17 07:54
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人類が自ら招いた過去最大の災難だった第2次世界大戦は原子爆弾というむごたらしい新兵器を登場させて終わった。米国はドイツより先に作らなければならないと原爆開発を急いだがその作業が終わる前にドイツが降伏したため代わりに日本に核爆弾を投下した。その後多くの国が原爆を開発したが使ったことはない。互いに核兵器を使い始めればすべてともに滅亡するということが明白なため使用を自制することになる「恐怖の均衡」が形成されているためだ。その均衡が崩れれば核戦争により人類が没落する危険は常に存在しているが。

ところでその恐ろしい原爆でも足りず世界の強国はわれもわれもと水素爆弾を開発した。米国でまた先に立って1952年に実験を成功させ、その後ソ連、英国、フランス、中国などが先を争って作り出した。水爆の破壊力は日本に落とした原爆の1000倍を超える。ところが水爆は戦略的に特に使い道はない。原爆だけでも恐怖の均衡は十分に達成できる。水爆を落とされてはならないが原爆程度なら構わないという国はないためだ。

 
水爆開発は米国で初め多くの反対を受けた。そうした兵器の使用を正当化できる状況はないため発明すること自体が倫理的に間違っているという主張が広い共感を形成した。また、水爆は技術的に相当な難題だった。そこに必要な科学的原理はよく知られていた。水素の原子核を融合させれば多くのエネルギーが排出され、それを連鎖反応させた時に手が付けられない量のエネルギーが出てくる。しかし実際にその融合反応を始まらせるには地球上で見つけられない途轍もなく高い温度と圧力が必要だ。

作れる可能性すら確実でない邪悪な物を開発するために巨額をかけて国力を消費する計画を始めようという主張は説得力がなかった。それなら水爆を開発しようという主張はどのようにして結局優勢になったのだろうか。最も重要な要因は、あきれるほどの技術的アイデアが出てきたためだ。単純に言えば、原爆を使って水爆を点火しようということだった。先に原爆を爆発させることによって水素の核融合に必要な高温、高圧の状態を作り出すというデザインだった。そのアイデアを聞くや多くの科学者はひざを打った。あっという間に水爆は技術的不可能ではなく「技術的必然性」を帯びることになり、倫理的に強硬に反対していた人たちもこの「技術的に甘い」解決策を知ってからはそれ以上反対する気力を失ったのだ。

この歴史の底にあるのは、可能な技術なら無条件で開発するほかないという一種の強迫観念だ。軍備競争の脈絡だけでそうなのではなく、日常生活で使われる技術もそのように考えもなく開発され人間の暮らしを支配することになる場合が多い。

例えば携帯電話は本当に立派な発明品だ。そのおかげで危機状況から救助されるケースも多く、昔のように約束が行き違うこともない。ところがこのように話せばだれもがいぶかしがるだろうが、携帯電話でインターネットに接続できるようにしたのは大きな失敗だった。インターネットももちろん大きな利益を与える発明品だが1日24時間そこにしがみついているのはさまざまな弊害がある。本当に必要な時だけコンピュータをつけインターネットを使うのが適切だ。インターネットだけでなく、希望の娯楽や人間関係まで携帯電話を常に手に持ち歩き、忍耐力も期待感も想像力もなく希望する時ごとにすぐ現れるようにするのは良い暮らしのスタイルではない。

そうした副作用に対しては何の考えもなく、技術を操れることだけがあまりに珍しく誇らしく競争的に開発し、消費者はまたそこに夢中になりそれが大きな市場を作ってくれた。スマートフォンがなかった時代にも人々は潤沢な人生ができた。それがいまは想像ができないだろう。筆者はスマートフォンを持たず意地を張って生きてきたが、昨年コロナ禍の中で故国を訪問することになり隔離に必要なアプリをダウンロードするため結局用意した。その後いろいろあってもうスマートフォンを手放すことはできなくなった。しかしそのために暮らしがより満足したことはひとつもない。

携帯電話だけでなく人工知能、遺伝子工学、宇宙開発などさまざまな先端分野でこのように盲目的に可能性を追求して達成されることが多い。遺伝子工学で変化させた豚の心臓を人に移植したというニュースが聞かれた。技術的に可能からとそこまでしてあと数年生きなければならないのだろうか。現代の人間は可能なことはやらずにおれないという強迫観念に捕われたようだ。英国の登山家ジョージ・マロリーはなぜエベレストに登るのかと問われ「そこにエベレストがあるから」と答えたという有名な逸話がある。そうした極限的挑戦を通じて人間の能力の限界を試してみるのは進取的気質ということもできる。しかし長期的にどのような余波をもたらすかもわからない新しい技術を可能だからといって前後をよくわきまえず無条件で開発することは自制する必要がある。そういう自制は人間解放の重要なひとつの方法だ。

チャン・ハソク/ケンブリッジ大学客員教授・科学哲学

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