中国6%成長崩れる危機…新型コロナで内需萎縮深化(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.01.16 13:23
最後に封鎖統制区域と管理統制区域を除いたその他地域は予防区域に分類されるが、室内の公共スペースは閉鎖し公共交通は利用できない。外部地域への移動も制限される。中国政府のジレンマもここにある。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け防疫を徹底すれば内需市場は萎縮が避けられない。人の移動がないのに消費が回復するはずがない。それでも製造業と輸出もそれほど楽観的でない。幸い昨年は輸出が前年比20%ほど増加して中国経済を支えたが、今年は決して順調ではなさそうだ。対内対外変数によって中国企業の資金難が深刻化しており、それによる経営悪化が現実化し失業率下落の可能性も大きくなった。
購買担当者景気指数(PMI)はある程度拡張局面を維持しているが、依然として電力難問題、サプライチェーン不安と雇用市場弱化などの不安要因が存在している。筆者が見て回った東部沿海地域の製造業の場合、まだ市政府が電力使用量を直接コントロールしており、道端の街灯が消えている様子を容易に確認できた。その上生産者物価指数(PPI)が前年比12%台の高止まりしながら時差を置いて消費者物価指数(CPI)を引き上げる場合、消費拡大はさらに厳しくなりかねない。