負債2兆元の恒大グループが破綻危機、中国版「リーマンショック」起きるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.16 09:15
「中国版リーマンショック」が発生するだろうか。中国最大の不動産開発業者である恒大グループが破綻の危機に陥り、金融市場投資家がリーマンショックと比較し始めたとロイター通信が最近報道した。恒大グループの問題は中国経済の弱点といえる過剰負債と深い関連があるためだ。2008年9月の米投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻は世界金融危機の導火線となった。
証券時報など中国メディアによると、恒大グループは13日「会社が前例のない困難にぶつかった。全力を尽くして経営を正常化する」という立場を明らかにした。ただ「破綻説は全く事実ではない」と強調した。
1997年に設立された恒大グループはこれまで不動産事業で急成長した。創業者である徐家印会長は2017年に中国の富豪ランキングで1位に上がった。不動産に続き金融、健康管理、旅行、スポーツなどに事業を拡張した。数年前からは電気自動車など新事業にも巨額を投資した。