<韓中修交30年>改めて見る中国経済(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.11 10:56
韓中修交30周年を迎えた。山河が3度変わるほどの時間に中国経済と両国の経済交流が成し遂げた成果は驚くほどだ。中国は国内総生産(GDP)基準で経済規模が1992年に世界13位だったが2010年に日本を抜いた。米国を超え世界1位になるのは時間の問題だ。同じ期間に1人当たりGDP世界順位は133位から64位に跳ね上がった。韓中の経済交流は毎年急成長を繰り返した。30年間に韓国の全輸出規模が約8倍に増えたのもすごいが、対中輸出額は60倍以上に膨張した。世界的に類例がない成長だ。海外直接投資と人的交流も最近のパンデミック期間を除けば中国が最も大きな割合を占める。修交30周年に振り返る過去の場面と現在の現象が重たく近づく。前だけ見て走りながら止まれば周辺が見えるという。表には現れないが、過去と現在の流れを決定付けたものがあった。未来の方向を暗示するできごともオーバーラップされる。
中国は量的成長の代名詞として通じる。韓国も、世界もみんな中国をそのように見た。経済が発展すれば西欧式政治的民主化につながるというのが西側の断定的予想でもあった。中国がしばらく成長すれば、ボトルネックにはまったり中進国の罠に陥るという主張もあった。しかし実際の状況はどのように展開したか。中国は量的な成長をしながらも何回も変身に変身を繰り返した。絶えず質的成長を模索してきた。アジア通貨危機の波を成功裏に防御した後「第10次5カ年計画」(2001~2005年)の時期から質的成長に転換した。内需拡大と構造調整に乗り出し、第12次5カ年計画の時期からは均衡と調和、持続可能な発展を標榜した。昨年始まった第14次5カ年計画は経済産業の自主化、デジタル経済、グリーン経済、双循環戦略を強調した。こうする間にGDPの数値中心の経済成長率は毎年下げてきた。経済が墜落するだろうという「ハードランディング」の予測は見せつけるかのようにはずれていった。構造調整と改革、成長方式の転換でいま中国は衝撃のない「ロングランディング」に近い姿だ。