「もう中国と無条件で仲良く過ごそうという考えは捨てなければ」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.24 12:04
きょう8月24日で韓中修交29周年を迎える。雰囲気は明るくない。沈んだ感じだ。韓国人の77%が中国は嫌いだと話す。韓国で中国を克服しようという本『克中之計』が出版されたことが韓中関係の現住所を代弁する。この本は2006年にNEAR財団を設立し、この15年間中国研究に没頭してきた鄭徳亀(チョン・ドック)元産業資源部長官が10人ほどの学者とともに出した。2年ほどかかった。中国研究は些細な資料まで機密として取り扱う中国の統制のため容易ではない。しかしそれよりさらに難しかったのは中国や米国の見方ではなく、韓国の見方で中国問題を分析する韓国の学者を探すことだったという。19日に鄭理事長と会い、米中衝突時代の韓国の生き残り方程式について尋ねた。
Q:韓中関係は停滞もしくは退歩している感を与える。
A:「韓国は長い間米国にパイプをつないで生命水を供給されてきた。いまは中国につないだパイプに多く依存する。時々錆びた水が出る時もあるが、中国からの水がなければ生き残りは難しい。ところが近年になり紛争が起きるたびに中国が韓国とつながったパイプに手をつけ始めた。高高度防衛ミサイル(THAAD)報復がそうした例だ。そうしたことで韓中間の感情の谷間が深くなった」。