ファッション、地球村の災害に…温室効果ガスの10%排出(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.10 11:14
韓国でも消費者の変化は中古衣類市場で感じることができる。先月21日午後2時、ソウル聖水洞(ソンスドン)の古着ショップ「ミリオンアーカイブ」は平日午後というのに活気であふれていた。264平方メートル(約80坪)の売り場の主力商品はビンテージ「アグリーセーター」または「おばあちゃんカーディガン」だ。チョン・ウンソル代表(33)は「ビンテージは1950年代から2000年代まで流行した服。時代別スタイルを探すことができるので、好みに沿った選択の幅が非常に広い」とし「最近のブランドではなかなか目にしない手編みパターンやディテール装飾のおかげで古着なのにかえって新しいという印象を受けるだろう」と話した。
中古衣類の産業化はファッション災害の克服のための核心戦略の一つだ。あふれる古着をファッションの主流にして産業を持続可能に再編する動きだ。ファッション業界は2030年の炭素削減目標を達成するためには消費者がクローゼットの半分以上を中古衣類に代替するべきだとみている。現在は生産される服のわずか13%が中古衣類市長に再進入する。中古衣類の中心商圏も韓国各地に形成されつつある。京畿道南楊州市別内洞(キョンギド・ナムヤンジュシ・ピョルネドン)にある「VIVA貿易」ではポロシャツやシャネル、プラダだけを集めたコーナーを別途置くなどブランド別に中古衣類を陳列している。高陽市一山東区食寺洞(コヤンシ・イルサンドンウ・シクサドン)の古着通りには約100軒の古着ショップが店を構えている。消費者心理学専門家のヤン・ユン氏〔梨花(イファ)女子大学心理学科教授〕は「物が貴重だった時代に育って所有欲が強い既成世代とは違い、余裕がある環境で育ったMZ世代は所有に対する執着があまりなく、人がどのように見るかに対する意識もあまりないため、中古衣類の主要消費層に浮上している」と説明した。