【コラム】ビル・ゲイツが韓国にいれば
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.23 11:12
「すべての人間の価値は同等だ」(All lives have equal value)。マイクロソフト(MS)創業者のビル・ゲイツ夫妻が運営する「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」のホームページにあるキャッチフレーズだ。その下に「私たちは不平等を減らすために働くせっかちな楽観主義」と書かれている。毎年50億ドル(5180億円)以上を投入し、1600人が働く最大規模の慈善団体だ。
2019年作のネットフリックスのドキュメンタリー「インサイド・ビル・ゲイツ」(Inside Bill’s Brain)を見れば、なぜあのようなスローガンが出てきたかが分かる。ビル・ゲイツは清潔な水を飲むことができず下痢を繰り返して死亡する貧困国の子どものためにトイレの問題に注目し、ポリオ(小児まひ)で生涯を苦労することがないようアフリカにワクチンを伝播する。貧困国の子どもの人生も富裕国の子どもと同じく重要であるからだ。