【コラム】シベリアに突然できた噴火口…温暖化「時限爆弾」が姿を現した(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.06 14:11
先月23日、大型コンテナ船舶が座礁して船舶の航行がストップしていたスエズ運河が3日になってようやく正常を取り戻した。物流大乱を経験した世界の海運会社は、このような状況がいつでもまた起こりかねないという心配から北極航路に注目し始めた。
北極海を通過する北極航路はアジアと欧州をつなぐ最短距離ルートだ。スエズ運河を経るよりも航行時間を10日余り短縮することができる。最近まで夏の短い期間だけ航行が可能だったが、地球温暖化で北極海の氷が少なくなり、砕氷船の性能も向上して冬にも航行が可能になった。実際、真冬の今年1月、液化天然ガス(LNG)を積んだ砕氷LNG船がシベリア北西部の北極海のヤマル半島サベッタ港を出発して中国まで航海した。砕氷LNG船は韓国造船会社が世界で初めて建造した。