韓国、オミクロン株優勢化へ秒読みの中で初の死亡者…「デルタより被害大きくなる可能性」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.04 08:48
韓国では新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の新しい変異株ウイルス「オミクロン株」が恐ろしい勢いで広がっている。韓国初のオミクロン株死亡事例が報告されて、致命率が相対的に低いと伝えられたオミクロン株が高齢層や基底疾患者には依然と危険性が高いという警告が出ている。防疫当局はオミクロン株の強い伝播力のためにデルタ株よりも被害規模が大きくなる可能性があると懸念している。当局はオミクロン株が優勢化にあわせて、30分あれば感染の有無を確認できる迅速抗原検査を活用して感染時に重症化するかもしれない高危険群を「早期診断-早期治療」する計画だ。
3日、韓国中央防疫対策本部によると、最近1週間(12月第5週)基準の国内オミクロン株検出率は8.8%となっている。コロナ感染事例10件うち1件近くがオミクロン株感染だといえる。国内発生事例だけをみると、オミクロン株は4%に該当する。96%はデルタ株だ。ところが、海外から流入した事例の70%近くがオミクロン株であることが確認された。これによってオミクロン株の検出率はその前の週3.7%比5.1%ポイントも上昇して、1週間の検出率が2倍以上増えた。先月1日、韓国で初めてのオミクロン株感染者が報告されて以来、1カ月の間にオミクロン株感染者は1300人を超えた。中央防疫対策本部疫学調査分析団のイ・サンウォン団長はこの日の会見で「オミクロン株が1月中、または遅くても2月中にも優勢株になると考えている」と述べた。