【コラム】中国からまともに尊重されようとするなら=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.03 11:21
新年だ。重要ではない年があるのだろうかとは思うが今年は韓国と中国ともにとても特別な年だ。両国ともに新たな指導部が作られるためだ。韓国は3月に第20代大統領選挙を行う。これに対し中国は秋に中国共産党第20回全国代表大会を通じ新指導部を形成する。奇しくも数字「20」を媒介に両国とも政治的にとても敏感な時期に突入するのだ。中国の場合、最高指導者の習近平国家主席の地位には変化がない見通しだ。4年前に国家主席の再任制限規定を撤廃する憲法修正を通じロングラン街道をすでに用意したためだ。
そうとはいえ今回の第20回党大会で注視すべき2種類がある。ひとつは習主席が3期目を超えて4期目にまで挑戦するなんらかの歩みを果たして見せるだろうかという点だ。なぜこんな話をするのか。習主席は準備性が非常に強い人物だ。江沢民と胡錦涛の2人の元国家主席を通じて慣例のように形成された「10年執権」の枠組みを破るため4年前にあらかじめ動いた前例があるためだ。通常の場合、自身の任期が満了するころにルール変更を試みるものだが、習主席は早くから長期執権の基礎を固めた。中国国民の間では習主席が3期にとどまらなさそうだとの話が広まっている。