イスラエルでインフル・コロナ同時感染事例発生…「フルロナ」時は死亡率が6倍(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.03 08:25
イスラエルでは新型コロナとインフルエンザが同時に流行する「ツインデミック(twindemic)」を懸念する声があがっている。オミクロン株が第5波の主流をなしているイスラエルでは最近一日5000人を超える新型コロナ感染者が発生している。
タイムズ・オブ・イスラエルは去年の冬に大幅に減ったインフルエンザ事例が今年の冬に入って増加の兆しを示していると報じた。イスラエル保健省は、最近数週間で子ども600人余り、妊婦120人余りを含む1800人余りがインフルエンザで入院したと明らかにした。
去年の冬までは強力な新型コロナ防疫規制の影響でインフルエンザ感染者が例年に比べて減少したが、最近規制が緩和されてインフルエンザ事例が増加しているという分析だ。またインフルエンザ予防ワクチンの低調な接種率もインフルエンザ患者の増加を牽引しているとの分析もある。マッカビやClalitなどイスラエルの医療管理機関4カ所で今年の冬にインフルエンザの予防注射を打った比率は、全体会員の10.4~17%にすぎないことが分かった。各機関の会員は数十万人から数百万人に達する。