【コラム】韓国次期政権が解決すべき経済課題(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.28 11:02
荒っぽいが韓国の過去の政権の経済分野の国政課題を要約してみる。第15代大統領金大中(キム・デジュン)政権は通貨危機の国難克服、第16代盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は成長動力回復とセーフティネット強化、第17代李明博(イ・ミョンバク)政権は世界金融危機対応、第18代朴槿恵(パク・クネ)政権は世界経済沈滞期に対応する景気回復、第19代文在寅(ムン・ジェイン)政権は政府主導成長と福祉拡大を推進したといえる。それならこれからやってくる第20代大統領の政権の経済国政課題は何になるだろうか。
まず注目すべき状況は、次の大統領任期の2022~2026年は世界的に政治・経済・技術全般にわたった時代的転換が進められる時期という点だ。次期政権の対応によって韓国の未来が決定されるという見通しまで出ている。「新冷戦時代」と「ポストコロナ時代」を解決しなくてはならない次期政権が直面することになる経済課題は次のように予想される。