前在韓米軍司令官「北核対応の新たな作戦計画要求、韓国側が受け入れず」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.27 08:21
ロバート・エイブラムス前在韓米軍司令官兼韓米連合司令官が、2019年から北朝鮮の核・ミサイル高度化などに対応した韓米連合作戦計画(作計)最新化のための新たな戦略企画指針(SPG)の承認を韓国国防部に要求したが、受け入れられなかったと主張し、論議を呼んでいる。
エイブラムス氏は25日(現地時間)、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューで「2018年11月に就任した後、新たな作戦計画の必要性を確認し、2019年夏にSPG更新に関する公式要請書を提出したが、2019年の定例安保協議(SCM)で韓国国防部はその必要性を支持しなかった」と明らかにした。
エイブラムス氏は北朝鮮の新たな脅威として短距離弾道ミサイルと向上した砲弾体系、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、地上発射巡航ミサイルなどを挙げ、「この武器は最後にSPGが修正された2010までは存在していなかった」と説明した。続いて「それ以降も新作計の必要性に関する評価を韓国国防部と米国防長官室に提供したが、2020年4月に韓国国防部は連合司令官として私が必要とするものを支援しなかった」と述べた。エイブラムス氏は今年7月に離任した。