韓国、オミクロン株を3時間内に判別…変異確認PCR、世界で初めて開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.24 14:06
韓国でオミクロン株を判別できるPCR(遺伝子増幅)試薬が開発された。これからは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染後、3~4時間以内にオミクロン株への感染有無を確認できるものとみられる。
韓国疾病管理庁は24日、「官民協力によって推進したオミクロン株迅速確認用PCR試薬を開発した」と発表した。防疫当局はオミクロン株用PCR試薬を年内に導入する目的で民間専門家諮問委員会を構成して試薬メーカーを支援してきた。疾病庁は有効性の評価と諮問委員会の議論を経て現場で使用可能な製品を選定したと明らかにした。今回開発されたPCR試薬は今月29日までに全国地方自治体に配布される。予定通り進んだ場合、翌30日からは新しい試薬を使った変異株PCR分析を通じて各地方自治体がオミクロン株を検出することができる。新変異株PCR分析法では、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタなど変異株4種類に加えてオミクロン(ステルスオミクロン株も含む)まで5種類の主要変異株を一度に判別することが可能だ。変異株5種類を一度に判別できるPCR検査としては世界初だ。