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トルコ大統領、物価高騰するのに低金利固守…リラ暴落「金融危機の可能性」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.22 07:48
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「悪魔のジャム」と呼ばれるチョコレートジャム「ヌテラ」を買いだめしなくてはならない状況だ。世界のへーゼルナッツの70%を栽培するトルコの通貨危機のためだ。トルコ・リラが暴落しへーゼルナッツ栽培に必要な種子と肥料、殺虫剤などの輸入品価格が急騰し作況が厳しくなったのだ。

時ならぬヌテラ供給難は「エルドアン・バタフライ効果」だ。物価急騰でも低金利を固守するトルコのエルドアン大統領の「あまのじゃく通貨政策」が表わした副作用だ。エルドアン大統領は「高金利が高物価を誘発する」と主張し、金利を低くして経済成長率を高める新たな経済モデルを主唱している。

 
金利を下げてリラの価値を下げれば輸入物価が上がって輸入が減り、反対に輸出物価が低くなり競争力を確保できるという主張だ。輸出が増え経済が回復すれば外国人直接投資(FDI)が増加し、これが雇用創出につながるというのがエルドアン大統領の主張だ。

物価上昇率が20%を超えるがエルドアン大統領の圧力で中央銀行のトルコ銀行は9月から4カ月連続で金利を引き下げ、19%だった基準金利を14%に引き下げた。金利引き下げで市中にあふれた流動性は物価上昇に油を注いだ。トルコの消費者物価指数(CPI)上昇率は8月から3カ月間前年同期比で19%を超えた。11月には20.7%を記録した。

市場に資金があふれリラは自由落下中だ。20日のトルコ外国為替市場でリラは取引時間中に1ドル=18.36リラまで値を下げ今年に入り最低水準に落ちた。今年初めに1ドル=7リラ台だったのと比較するとリラの価値は50%以上急落した。

エルドアンのあまのじゃく政策はトルコ経済をどん底に追い詰めている。半減したリラの価値のため輸入品価格が急騰し、物価は天井知らずに高騰している。

通貨危機の懸念も大きくなっている。トルコ銀行はリラ暴落を防ぐため今月に入り5回市場に介入した。これに対しトルコの外貨準備高が底をつくとの懸念まで出ている。トルコの経済学者ムスタファ・ソンメズ氏は「現在のトルコは金融危機が起こりかねない状況」と懸念する。

ウォール・ストリート・ジャーナルはトルコの経済学者と元官僚の話として「エルドアン大統領の強引な統治が経済難の主犯」と指摘した。

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