グローバル半導体工場争奪戦の勝者は日本やドイツなどの自動車強国か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.14 08:51
世界最大のファウンドリー(半導体委託生産)企業である台湾TSMCは10月にソニーと組んで熊本に半導体工場を建設すると発表した。2024年完工予定のこの工場では22~28ナノメートル級半導体を生産する。最先端ナノプロセスではない。だがこの工場では車載用半導体やスマートフォン用イメージセンサーを供給できる。
日本経済新聞はTSMCが熊本を選択したことについて、熊本がある九州地域にトヨタや日産などの生産工場が集積しているためだと報道した。同紙は熊本が電気自動車を生産するのに良い立地条件を備えていると伝えた。地理的に近い韓国・中国のバッテリーメーカーから電気自動車用バッテリーを調達するのに有利な位置という話だ。日本のシステム半導体メーカーであるルネサスなども九州に生産基盤を置いている。伊藤忠総研の深尾三四郎上席主任研究員は、電気自動車需要が増加して自動車産業と半導体産業の融合が進行中と話した。彼は、TSMCとソニーの熊本工場がグローバル競争でリードするには自動車メーカーとの協業が必須だと説明した。