オミクロン株に驚いた韓国政府…「社会的距離確保第4段階、集合禁止まで検討」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.02 16:46
韓国政府が社会的距離確保第4段階に次ぐ防疫措置を苦心中だ。新型コロナウイルス新規感染者規模が5000人台まで増えた上に既存のデルタ株より感染力が強いとされるオミクロン株まで確認されためだ。韓国政府内でオミクロン株の危険度が確認されるまで防疫強度を高めるべきということに共感が集まっている。首都圏の私的会合人数の縮小、食堂・カフェのワクチン未接種者の人数制限など社会的距離確保第4段階に準じた措置まで議論される。政府はこの日新型コロナウイルス日常回復支援委員会防疫・医療分科委員会の会議結果などをまとめて3日の中央災害安全対策本部会議で防疫対策を決めた上で発表する予定だ。
中央日報の取材を総合すると、首都圏内の私的会合の人数は縮小される可能性が大きい。現在首都圏は10人、非首都圏は12人まで可能だ。どの程度まで減らすかは固まっていない。段階的日常回復(ウィズコロナ)直前のように8人にするのか、社会的距離確保第4段階のように4人水準まで大幅に引き下げるかは明らかでない。現在4人までの未接種者の私的会合人数も減るとみられる。現在全国民のワクチン接種完了率が80%水準である点を考慮し2人に減らす案が議論される。このほか以前に議論されて留保されたワクチンパスの食堂・カフェへの導入、適用対象を18歳以下まで広げる案も再び広がっている。
中央災害安全対策本部関係者はこの日「以前の社会的距離確保第4段階水準まで可能性を念頭に検討している。私的会合の人数縮小だけでなく営業時間制限、集合禁止も検討対象だ」と話した。