韓国もオミクロン株で非常事態、仁川で初めての疑い事例発生
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.01 06:36
韓国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)オミクロン株が疑われる事例が見つかった。先月30日、疾病管理庁によると、11月14~23日にナイジェリアに行った夫婦が11月25日に新型コロナの陽性診断を受けた。
疾病管理庁はオミクロン株の感染を疑っていて、現在変異株かどうかの判定に必要な全ゲノムシーケンス解析を進めている。感染夫婦は10月28日にモデルナワクチンの接種を完了したが突破感染(ブレイクスルー感染)となった。
現在までの疫学調の査結果、仁川(インチョン)国際空港から自宅まで夫婦の車両移動を助けた知人(40代男性)と同居家族(10代)ら2人が追加で感染が確認されている。疾病管理庁関係者は「このうち知人に対する変異株PCR検査の結果、オミクロン株が疑われて、夫婦とともに確定検査を進めている」としながら「変異株PCR分析の結果、デルタで陰性が確認され、アルファ、ベータ、ガンマ、オミクロン各株に同時に現れる位置で陽性が現れたため疑い事例に分類した」と説明した。続いて「現行PCR検査ではオミクロン株を確認できないので3万個の遺伝子をすべて分析する全ゲノムシーケンス解析を行っている」とし「結果は早ければ1日午後8時ごろに判明する予定」と話した。