【コラム】犬肉食用禁止議論と社会的合意=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.29 12:05
9月に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「犬肉の食用禁止を慎重に検討する時になった」と言及し犬肉の食用禁止に対する議論が再びふくらんだ。最近の世論調査結果を見ればいぶかしく感じる。犬肉を食べる意向と過去1年間の犬肉摂取の有無を問う質問に、それぞれ84.0%と90.2%の国民が「ない」と答えた。だが犬肉食用禁止法に対する意見を問う世論調査では賛成と反対が僅差で交錯する。なぜこうした結果が出たのだろうか。
こうした結果が出たのは国民が現在の状況を判断するための情報が不足しているためと考える。犬は家族で他の動物と違うので食べてはならないという感性的なアプローチを除外し現在の状況を直視する必要がある。