ソウル大病院入院の突破型感染者16人中14人が肺炎に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.23 10:14
段階的な日常回復(ウィズコロナ)による危険度を評価した結果、韓国首都圏は現在「非常に高い」段階であることが分かった。5段階の危険度レベルのうち最高だ。5日前に発表された危険度評価では「中間」だった。それだけ首都圏の新型コロナ防疫状況が急激に悪化したということだ。しかし政府はまだ非常措置(サーキットブレーカー)を発令するレベルでないという立場だ。こうした中、ワクチン効能の減少、気温低下など影響で、突破型感染者のうち肺炎に悪化する比率が大きく高まっている。このため死亡率が上昇し、病床不足が深刻になっている。ソウル大病院集中治療室と一般隔離病床は今月中旬にすでに埋まった。今月1-17日基準で一般隔離病床の患者12人のうち5人、集中治療室の患者18人のうち11人がワクチン接種完後に感染した突破型感染者だ。突破型感染者(16人)のうち14人が肺炎になった。新型コロナ入院患者(30人)の47%にのぼる。
ソウル大病院感染内科の呉明燉(オ・ミョンドン)教授(新型コロナ中央臨床委員長)は「今月に入って突破型感染者のうち肺炎に悪化する比率が高まった」とし「こうした患者を『突破型肺炎』患者として管理する必要がある」と述べた。この病院の突破型肺炎患者は9月にはほとんどいなかったが、10月は入院患者47人のうち8人(17%)となった。