【コラム】理念ではなく技術同盟時代、戦略技術が経済・安保守る=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.22 12:05
国際政治とは伝統的に理念とハードパワーの対決の場だ。力を持った者が弱い者を恐れさせて利益を取る。20世紀初めまでの帝国主義時代には武力で進入して植民地にして略奪したが、20世紀後半部に入ってからは理念基盤の勢力拡張が国際政治の論理だった。しかし理念対決が弱まった21世紀に入ってからは経済的な利益が国際政治の基本関心だった。
最近の中国の浮上で米国と中国の緊張局面を見ればさらに経済的な要因が重要であることがわかり、さらには成長潜在力ということがわかる。米国と中国の競争は現在より中国の未来を牽制しようとする米国の意志がさらに重く作用している。ここで新しい現象は米国が中国の現在より未来を現わす科学技術をより心配しているという点だ。