【コラム】スペインかぜの時のように長くコロナと共存していく可能性が高い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.15 15:53
われわれはいつごろになったら新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)以前の生活に戻ることができるのだろうか。昨年1月に最初に新型コロナが発生したとき、多くの人々が2015年中東呼吸器症候群(MERS)事態を思い出し、数カ月我慢すれば大丈夫だろうと考えていた。再流行が年を越えて繰り返されると、今度はワクチン接種で集団免疫に到達すれば日常を回復することができると考えた。だが、伝播力が高いデルタ株が出現して集団免疫は不可能となり、新型コロナは風土病になっていくだろうという声もある。今は永遠にマスクを取って日常生活を営めないということなのか。
1918年、全世界を襲ったスペインかぜを振り返ってみると、新型コロナの未来を占うことができる。1918年、スペインかぜはおよそ1年の間に3回の流行を起こすことによって世界の人口の3分の1以上を感染させ、それによって約5000万人が死亡したと推定されている。人々の多くは1918年にスペインかぜが消えたと考えているがそうではない。