【時論】任期6カ月残った文在寅大統領の「炭素中立速度超過」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.10 11:01
英グラスゴーで先月31日に第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)が始まった。由緒深い港湾都市であるグラスゴーはエネルギーの歴史と縁が深い。ワットが250年前にグラスゴー大学で機械修理工として働きながら蒸気機関を画期的に改善し産業社会に入る扉を開いたところだ。炭素基盤の産業革命の出発地といえる所で炭素との決別に向けた国際会議が開かれたのだ。
気候危機に対応するには2050年までに温室効果ガス純排出をなくして炭素中立を達成しなければならないということに世界が共感している。2019年にピークに達したと思われる世界の温室効果ガス排出量を破格に縮小しなければならない。COP26は120カ国が集まり各国の2030年の温室効果ガス縮小目標を発表して中間点検する席だった。