モデルナ製ワクチン、先月だけ77万回分廃棄=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.09 07:34
韓国国内でモデルナの新型コロナワクチンが先月だけで77万回分以上も廃棄されたことが分かった。特にモデルナ製に集中した。この量は今年の新型コロナワクチン廃棄量全体の95%を占める。政府がワクチン接種ペースが落ちる時期に有効期間が短いモデルナの解凍ワクチンを余裕物量まで加えて委託医療機関に供給し、「廃棄事態」が生じた。
国民の党のチェ・ヨンスク議員が疾病管理庁から提出を受けた「ワクチン廃棄現況」資料によると、先月1-25日に廃棄した新型コロナワクチンは7万8367バイアル(瓶)で、その大半の7万7454バイアルがモデルナ製であることが分かった。半面、ファイザー製のワクチンは547バイアル、アストラゼネカ製は365バイアルだった。モデルナ製ワクチン1バイアルの容量は5ミリリットル。1回の投薬量が0.5ミリリットルである点を考慮すると、10月の廃棄物量だけで77万4540万回分にのぼる。