「一度の充電で700キロ走行、次世代バッテリーを韓国で生産」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.05 09:31
次世代バッテリー分野の3大スタートアップの一つ、米国のSESが4日、オンラインイベント「バッテリーワールド」を開催し、107Ah(アンペア時)以上の容量を持つリチウムメタルバッテリー「アポロ」を公開した。エネルギー密度が935Wh(ワット時)/Lで現在よく使用されているリチウムイオンバッテリーより倍ほど高いアポロを、2025年に商用化すると明らかにした。現在リチウムイオンバッテリーを搭載した電気自動車は一度の充電で400キロほど走行するとすれば、同じ容量のリチウムメタルバッテリーでは700キロ程度を走行する。
SESのバッテリー行事を控えた2日、ソウルのあるホテルでフー・チーチャオ創業者兼最高経営責任者(CEO)に会った。フー氏は「世界で初めて製作された大容量リチウムメタルバッテリーを韓国で開発して試作品を生産する」とし「韓国は陽極材の生産などバッテリーインフラがよく整っていて、エンジニアリング技術も優れ、バッテリーの開発・生産に良い環境」と述べた。SESは中国上海にもパイロット設備を建設中だ。