「汚い中国製」バイデン大統領が厳しくなった…サンドイッチの韓国はまたも試験台に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.02 09:16
バイデン米大統領が中国を露骨に牽制しながら「グローバルサプライチェーン再編」の信号弾を打ち上げた。世界の製造・物流のサプライチェーンから中国の力を抜き米国中心に転換するという意志を明確にしたものと分析される。米中への依存度が高くサンドイッチ状態の韓国は再び試験台に立つことになった。新型コロナウイルスの流行長期化で主要覇権国の「サプライチェーン国粋主義」が深まり、グローバルサプライチェーンが瓦解しかねないとの指摘も出る。
イタリアのローマで開かれた主要20カ国(G20)首脳会議最終日の先月31日、バイデン大統領は韓日英など14カ国の首脳と会い、グローバルサプライチェーン問題を協議した。いずれも米国の同盟国・友好国に分類される国だ。
この日バイデン大統領は中国を直接言及しなかったが、すべての発言は中国を狙った。彼は「サプライチェーンの多様化は単一サプライチェーンの集中的な統制による深刻な経済的脆弱性からわれわれを保護するもの。われわれは安保を危険に陥れかねない単一網に依存してはならない」と強調した。この日の会議を意識したように中国の習近平国家主席は前日のG20オンライン会議で「人為的に小グループを作ったり理念で線を引くのは間隙を作り障害を増やすだけであり、科学技術革新には百害あって一利なしだ」と牽制球を投げた。